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1/4の奇跡について





1.映画概要

 タイトル 1/4の奇跡~本当のことだから~

 ・20072月完成  ・ドキュメンタリー 約102分 ・監督 入江富美子

 ・主な出演者 山元加津子 阪根博 村上和雄 昇幹夫  

・制作 ひとさじの砂糖ムーブメント/E・Eプロジェクト

・配給 Heart of Miracle

2.映画内容

人はなぜ完全ではないのか?

  宇宙はなぜ完全ではないのか?

  今 解き明かされていく

  いのちの神秘を描く 真実の物語

 

 養護学校教諭のかっこちゃん(山元加津子さん)は、学校の子ども達との触れ合いの中で、子ども達の持っている素晴らしい性質や力に出会う。それは、私達人間を支えている、見えないけれど大きな力、生かされている”いのち”、その尊さを知ることでもあった。

 「生まれた時に着ていた、ピンクの産着が肌にあたって痛かった」と、赤ん坊の時の記憶を持つ子ども。季節の変わり目や言語を色で見る子ども。子ども達には、様々な情報が流れ込むという。かっこちゃんは、そんな子ども達と接して、子ども達は何か「本当のことを知っているのではないか」と感じる。

 かっこちゃんはある日、友人であるペルーの天野博物館の理事長、阪根博さんにこう言った。「私、インカ帝国の謎がわかるよ」と。阪根さんはインカのことを数十年、研究しているが、謎はわからないといつも話していた。 かっこちゃんは、自然や宇宙の声を聞き、地球の命と一体になって生きていたインカの人の不思議な力と、学校の子ども達に共通点を感じたのだ。

 子ども達との交流を語ってもらいながら、また考古学、医師や科学者のお話も交えて、病気や障害にも意味があること、すべてのことやものは必要があって存在していること、みんなが違っていていい、そして一人一人が大切で、かけがえのない”いのち”であり、それを生かす大きな力の存在を、描き出していく。

私達の”いのち”の鍵をそっと開いてくれる感動のドキュメンタリー。

 

*かっこちゃんのお友達 大ちゃんの詩

 大ちゃんは小学校6年生の時、かっこちゃんのいる学校に転校してきました。転校してきた当時は、かっこちゃんと目も合わせず、いつも壁の方を見て何かぶつぶつ言っていました。時間をかけて、かっこちゃんが大ちゃんとお友達になった時、大ちゃんはかっこちゃんに心を開きはじめ、大ちゃんは詩を通していろんなことを語り始めます。大ちゃんから流れ出てきたのは、心を深く揺さぶる言葉の数々だったのです。





                                       原田 大助





*かっこちゃんのお友達 雪絵ちゃんのお話

  かっこちゃんと雪絵ちゃんは慢性の病気のために地域の学校に通えない子ども達が通う病院のそばの学校で出会いました。雪絵ちゃんはMS(多発性硬化症)という病気でした。病気で熱が出ると、その後に目が見えにくくなったり(時にはほとんど見えなくなったり)、手足が動かしにくくなったりします。それでも雪絵ちゃんは、「雪絵は雪絵として生まれてきて大成功!」といつも言っていました。「私は私として生まれ、私として生きていくんだ。」そんな雪絵ちゃんからかっこちゃんは、“生きることの素敵さ”をいつも伝えてもらっていました。そんなある日、かっこちゃんは雪絵ちゃんにはある願いがあることを知ります。雪絵ちゃんは、その願いをかっこちゃんに実現してほしいと頼むのでした。




   




 

 

**出演者の言葉~映画「1/4の奇跡~本当のことだから~」より**


  「自分のことを、自分の体ごと抱きしめるように好きでいられたら、やっぱり相手の人のことも、同じように大事、
  大好きって思えるんじゃないかな。」   
山元加津子さん(養護学校教諭)


   「病気には意味がある。…病気そのものに社会の中である大きな意味がある」
阪根博さん(考古学博物館理事)


「生きていることはただごとではなくて、まさに奇跡的存在。」  村上和雄さん(筑波大学名誉教授)

  「人生に無駄なことはひとつもないと思う」   昇 幹夫さん(日本笑い学会 副会長 医師)

 

 


3.映画の狙い

●背景

近年、毎日のように報道されるいじめ、虐待、自殺、殺人、犯罪の若年化。いのちを軽視したような犯罪がニュースで流れ、心が痛みます。

現代の日本人は、いのちの重みを体験したり体感する機会に乏しいといえます。そのことが、子ども達のいのちへの軽視につながっているのではないでしょうか。今こそ、大人も子どもも、いのちの大切さを感じる必要があります。

●映画の狙い

   養護学校の現場で子ども達と交流する教師を撮影することで、深みのある生きた言葉としていのちの大切さを届けます。病気も障害も人類が生き残るために大切であるということを、科学的にも裏付けながら伝えることで、病気や障害を持った人達を差別するのはなく、ともに支えあって生きていくという視点を知ってもらいます。また、病気や障害など一見マイナスに見えることも、大きな視点では適切なことである、人生に起こることはすべて必要なことなのだという、大局的なものの見方に立ってもらいます。ありのままの人生、ありのままの自分を受け入れることで、他者をありのまま受け入れていく感覚をつかんでもらえればと思います。

●映画の影響

映画を鑑賞された方の声から、以下の効果があると考えます。




 

・いのちの大切さを体感する

・人のいのちを大切にする気持ちが芽生える

・人を分け隔てなく受け入れることの素晴らしさを知る

・病気や障害を差別するのではなく、個性として受け入れることができる

・「ひとりひとり、違っていていいんだ」と人を尊重する人権の視点が芽生える。

・自分も大切な存在なんだと、ありのままの自分を受け入れることができる。

・生きる力が湧いてくる

そのことによって




 

子ども達の、いじめや不登校、自殺の問題解決の一助になる。

子ども達は、たくましく生きていく、豊かな心・人間性をはぐくむ。

他者を思いやる優しい気持ちが芽生える。

相手を尊重し、協調性をもって関わるセンスがみにつく。

病気や障害を持った方が、それを受け入れて明るく生きていく。

育児中のお父さん・お母さんが、ありのままの子どもを受け入れ慈しむ。

一人一人が、自分を受け入れ、優しい気持ちや活力を取り戻していく

社会では、偏見やいじめが消失していき、つながりが生まれていく

そんな可能性を持っていると考えます。

 

 


【参考資料】

A.鑑賞者の声

命、出会い、つながり、心のあり方。生きていくため大切なこと。忘れてはならないことを

気づかせ、思い出させてくれる映画です。全ては愛と感謝から生まれる気がします。

K.F


            この映画を観ると ちょっと自分が好きになります。

            この映画を観ると まわりの人に感謝したくなります。

           この映画を観ると 幸せだなぁと感じます。

            この映画を観ると 生まれてきて良かったなと思います。

              出会いに感謝。 ありがとう。   北村龍子


               


                               こころもこれでいいのですね。

                              こころも私でいいのですね。

                               心の涙がとめどありません。

                                                                               和歌山県女性


             この世に生まれた      

             すべての人、生き物には

             みんな意味がある

             大切な命だと知ることが

             これからの人生に大きな

             意味があると思います。                 山本研介

 



家に帰ったら、子ども達を抱きしめてあげたくなりました。

実家で親の手を握ってあげたくなりました。

命の尊さ、ひとりひとりの生きてゆく道。

大切な事をこの短い時間の中で教えられた気がします。  岡竜市




私自身、知的障害のある子どもの母で、この子をどう育てたらいいのかどう生きてほしいのか、自問自答の日々でした。でも今日の映画を見させていただいて、この子はこの子で素晴らしいんだ、

この子はこの子のままでいいんだ、もっともっと自分のことが好きになってもらいたい、好きになるように育ててあげたいと思いました。ありがとうございました。今からこの気持ちを忘れることなく、大切に丁寧に育ててあげたいと思います。                                                       

NH


 

☆「わからないなりに」(宇治市女性)

 小学校と幼稚園児の子どもと見ました。子どもたちには少し難しいかな?と思いながら連れてきましたが、90分じっと見てくれていました。わからないなりに、何かを感じてくれていると思います。

 

 

 

☆すべてにおいて理由がある 看護学校生

病気になること、障害を持つこと、病気にかからないということ、障害を持たないこと、産まれるということ、死ぬということ、すべてにおいて理由があるということが、ビデオを観て心に残りました。時々自分自身はなぜいるのだろうかと考えることがありますが、結局応えが出ないまま、考えるとこを止めてしまうことが多いです。今日、山元加津子さんの言葉、また関わってきた人達の詩の言葉を聞き、また観ることで、素直に思うことが必要なのではないかと思いました。特に“大ちゃんの詩”では、本当にその通りだと共感させられることが多くありました。無理して背伸びしようとすることが必要なのではなく、今ここにある一つ一つのことがどんな意味を持っているのか、一人一人違うということにどんな理由があるのかということを感じられるようにしていきたいと思いました。

 また障害を持った方々は、障害を持たない方々が普段気づかないようなことに気づいたり、特性がそこに色々あるということに驚きました。そんな方々と共有した時間を過ごすことができたらいいなと思いました。

 

☆命って大切なんだ 13歳 中学生 男性

 命って本当に大切なんだと思いました。人は区別してはいけない、みんな一人一人違うけれど、大切なものなんだ。と改めて実感しました。「ある」ということに意味があるということも。

 

☆感動しました 15歳 中学生 女性 

障害を持って生まれてきた人、障害を持った人、そんな人たちには、色々な能力があるんだなと思いました。誰もが障害を持ったことに対し、いやだと思っている訳ではなく、生まれてきて良かったなと思っている人もいるんだなということを感じ、すごいことだと思いました。感動しました。


 
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